「教師」三浦翔太。新たなキャリアのスタート
- hannokizawa yuto
- 2023年8月8日
- 読了時間: 3分
更新日:2023年8月15日
#岩手県 大槌学園教師 三浦 翔太
実際に教師になってみて
ー 教員免許は岩手大学の時に取得したのですか?
三浦:必要な単位は取っていました。ただ、教育実習の期間が私立と違いまして、絶対この期間でしか実習にいけないというのが決まっていました。しかもその期間が3年生の秋のリーグ戦と被っていたんですよ。秋のリーグ戦で結果が出ないとプロには絶対行けなかったので、実習は一回諦めて、単位だけ取りました。
なのでプロでやれるだけやってから岩手に戻り、そこから実習に行きましたね。その後採用試験を受け、教員免許を取得しました。

ー 学生時代スポーツだけでなく、勉強にも注力をしていらした三浦さん。教師という立場から、子供達の勉強の重要さについて教えてください。
三浦:今は教師という立場として、「勉強は意味がないよ」ということは絶対言わないです。
だからと言って、「勉強をしておけば絶対大丈夫だよ」とは口が裂けても言わないですね。
自身も、勉強をしてきた方だと思いますが、実はやりたくてやっていたかというと、そうではなかったですね。両親には「シニアで野球をするのであれば、勉強もするように」と常日頃から言われていたこともあって、野球を続けるために勉強をしていました。
当時は100%の時間を野球に注げないことに不満を感じることもありましたが、いざ振り返ってみると勉強をしてきてよかったなと思います。勉強をしていなかったら、大学に合格したり、ソフトバンク引退後に採用試験を受けて教員になることができなかったかもしれません。勉強をしてきたということは自分の中でも成長に繋がり、財産になっているということを実感しています。
「勉強をして損をすることは絶対にない」ということを子供達にはよく言います。「勉強をしておけばよかった」と思う人は大人でも自分の周りにもいっぱいいるけど、「勉強をしていたことを後悔する人はいないよ」と伝えています。
画像(alt): 大槌学園グラウンドの風景
アスキャリ三浦_v5_#2.jpg
写真説明:三浦翔太 岩手大学 北東北リーグ
学ぶ姿勢が生き方のスキルに
三浦:あとは、「勉強が生き方のスキルをあげるのにつながる」という話は、よく生徒にしています。新しいことを教えてもらう、それを自分の中でどう理解して処理するか、そして自分のものにするかというのは、仕事についてからも一緒のことですし。
勉強をする、学ぼう、身につけようとする努力の仕方というのは絶対に生き方としても必要なスキルだと思うので。例えば、ただ数学ができるどうこうではなくて、それと向き合って頑張るという努力は、大人になってからもすごい価値のあるものとして残ると思うよという話をします。
ー 監督をしている野球部の生徒さん達にも、部活以外の私生活の部分についても指導しているんですね。
三浦:提出物もそうですけど、やるべきことは最低限、絶対言い訳しないでやろうと教えています。そうじゃないと野球も気持ちよくできないですし。やりたくないことをやるという我慢の気持ちがつけば、本当にやりたい野球は今まで以上に楽しめると思うよ。という話をしますね。
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